『健康格差 あなたの寿命は社会が決める』講談社現代新書

昨日のニュースで、健康寿命のベスト5の県とワースト5の県というのが出ていた。

『健康格差・・』の本によれば、健康寿命「男性ワースト1位」の秋田県は、胃がんと食道がんの罹患率が全国1位とのこと。理由としては食塩とアルコールの摂取量が多いから。厳しい冬を乗り切るために、漬物や塩漬けの魚等の保存食がある。東北などで伝統的に塩分摂取量が多いのは有名である。しかし、減塩等、健康への意識も高まっていて、健康寿命1位と最下位との差は年々縮まっているそうだ。
イギリスでは、国をあげて減塩に取り組んで実績を上げているそうだ。パン製造会社がパンを少しずつ減塩していったり等。そしたら2003年から8年間で、食塩の一人当たりの摂取量が1g以上減って、心疾患と脳卒中がなんと4割も減ったそうだ。
「減塩はちょっとずつなら気づかない!」
メキシコでは、改札口でスクワットを10回すると地下鉄乗車券がもらえるらしい!

すごいぜメキシコ!!

今の日本は、多くの人が自分と家族が生きるのに精いっぱいだ。そんな中で「健康は自己責任である」なんてこと誰が言えるんだろう。でもそういう考えの人も多いんだとか。
会社組織においても、社員の健康、休息、ストレスの軽減等を考えていくことがとても大切だ。慢性的に人員不足である介護業界にとっても大切なことだ。ともに働いてくれている大切な社員を守らないといけない。