『愛に生きる』鈴木鎮一

著者はスズキ・メソードという有名な音楽教育法の創始者。
才能は生まれつきのものではない。環境によって育てられるもの。繰り返しの努力によって育つもの。そのような努力ができるのもまた才能である。努力の才能は実行によってしか獲得できない。子どもの時にその才能を獲得できるか。そこに子どもの将来がかかっている。努力ができる人になれるかは親の関わり方次第だといえる。親にできない事は子にもできない。ああ我が子よ。前途は多難なりや。
著者の大きな大きな人と音楽への愛情が、人生で大切な事は何か、気付かせてくれる。
しかし、気付くだけで実行しなければ何の意味もないと、本の中にしっかり書いてある。